建築地は、敷地と道路との高低差がおおきな敷地。敷地と北側の道路では２ｍほどの差があり、「ここに家が建つだろうか」とオーナーさまも不安を口にされるほど。課題は、この大きな高低差をどう克服し、活かすかでした。
そこで、道路側からアクセスできる高さを起点に、上下で空間を構成。玄関を入って階段を降りるとリビングへ、上ると寝室へ、と三層で住空間をつくることに。浴室やトイレなどは、リビングと寝室の間・中階に配置。どのフロアからもアクセスしやすいように配慮しました。また、南は大きな開口に面した吹き抜けに。玄関を入るとダイナミックに開ける開放感も魅力です。